投資信託には「バランスファンド」というカテゴリーがあります。読んで字のごとく、投資対象資産の配分割合を決め“バランスを取って”運用する投資信託です。日本の公募株式投資信託のうち約2割、約14兆円がバランスファンドであり、人気カテゴリーの1つになっています(ETFを除く。なお、投資信託協会によるバランスファンドの分類は「資産複合」)。 投資信託だけではなく、ロボアドバイザーといわれるような投資一任口座でETFを購入する際も、必ずバランス型運用でポートフォリオを組まされます。 ところが、そのバランスファンドに異変が起きています。現在のゼロ金利経済で従来の分散投資理論が機能しなくなり、分散投資の意味が薄れてきたからです。この異変に、一体どうやって対応すべきでしょうか? メガバンクの資金ディーラーの経験を持ち、資産運用業界で30年以上活躍する一般社団法人日本つみたて投資協会代表理事の太田創氏が解説します。